1作目から連続して観ました。冒頭からトルコが舞台で、いかにもスパイ映画の雰囲気です。マッコールがもうDIAに復帰したのかと思ったら、相変わらず“お忍び”で任務を遂行しています。そんな異国で救出された少女ですが、ボストンで再会したマッコールとのアイコンタクトが素敵でした。
彼がタクシードライバー（しかもフリーランス）に転職したことは、ハードボイルドな雰囲気には効果的ですが、一般市民に紛れてという意味ではホームセンターの従業員がぴったりでした。
相手が前作のマフィアから元同僚になっているので、圧倒的に不利になるかと思いきや、ちょっと拍子抜けしてしまうほどマッコールが最強です。彼には弱点らしいところもないので、相手は仕方なく人質作戦に…というところも前作のままです。
前作から登場している重要な人物が犠牲になり、それがマッコールの行動原理になったりするので、少しシリアスな雰囲気ですが、安定した面白さと映像のクオリティは確保されています。悪く言えば無難なつくりになっているので、「THE FINAL」に現代的な要素が反映されていることを期待します。
