すべての重みが消える重心＝幸せ？
特別なことが起こるわけではなく些細なことが積み重なって徐々に形を変えていく友人や家族との関係
幸せを感じさせてくれる相手に幸せも不幸も全てをさらけ出すのは難しいし、さらけ出せる人にはその戸惑いが理解できない
相互不理解という題材は濱口の映画でいくつもあるけど317分の長尺だからこその強度みたいなものを感じたしずっと居心地の悪さと緊張感があって弛まない
このレベルでも簡単に監督のベストと言えないくらい傑作を生み出し続ける濱口竜介の凄さ
題名は完全に黒沢清ゆずりのいじわる
