saya

パッセンジャーのsayaのネタバレレビュー・内容・結末

パッセンジャー(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんとも言えない終わり方…

新たな居住地となる惑星へ向かう宇宙船内で、120年の冬眠をするはずが、わずか30年で事故によりたった1人起こされてしまった技術者、ジム。
色々足掻いてみるものの助かる見込みはなく、一度は好き放題船内で遊びまくって過ごすものの、1年でメンタル的に崩壊してくる。
そりゃそうだよ…いくら娯楽があったって、有限である以上、いつか飽きるに決まってる。

そこで彼は一目惚れしたお嬢様作家のオーロラを起こすことを決意。
彼女を強制的に冬眠から起こし、恋に落ちるわけですが…オーロラが起きるまで唯一の話し相手だったバーのマスターアンドロイドに、オーロラが事故ではなくジムによって起こされたことをバラされ、オーロラがブチ切れて関係終了。
その後なんやかんやありつつ、このままでは墜落(っていうのかな…?)する船を2人でなんとか直すことに成功。
1人だけ冬眠できる選択肢ができたにも関わらず、2人は宇宙船内で仲良く暮らしましたとさ。的な終わりだったわけですが…

まず、冬眠から覚める=宇宙船で一生を終えることになってしまう中で、一目惚れしただけの女性を叩き起こすってなかなかホラーじゃないか…?
いや、1人っきりでいることで頭おかしくなりそうとか、もう生きてたくないとかそうなる気持ちはなんとなく想像できるのよ。
とは言え、オーロラ側からしたらホラーでしかないよね?途中本人も、こんなん殺人じゃ!って言ってるし。
なのに自分を殺そうとした相手と生涯を共にするってなかなかぶっ飛んでないか…?
いや、まぁ自分が冬眠したらジムが1人になっちゃうってのもわかるんだけど、なーんかもやもや…
なんとも言えない作品でした。。
とりあえず事故とはいえ、叩き起こされた挙句、すぐに死んでしまったガスが1番不憫だった…
saya

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