このレビューはネタバレを含みます
90年後に新たな惑星に到着する巨大宇宙船でたった1人目覚めてしまったら。
エンジニアのジムの気持ちはよく分かります。発狂しなかっただけまだマシです。
確かに眠り姫オーロラに目を奪われて覚醒させてしまったことは倫理的にアレですしある意味ストーカーじみてますが、後半露呈する宇宙船の危機を考えればまさに必要悪というか運命というか、要するに結果オーライなわけです。
なんていうか、良い意味で非常に美しくてオーソドックスな恋愛ストーリーを現代的でスタイリッシュな映像で魅惑的に表現した映画だと思いますね。
またバーテンダーアンドロイドのマイケルシーンがいいですね。
ジムを窮地に陥れるような秘密をサラッと暴露して経過を淡々と見守る当たりがいかにもアンドロイドらしくて、敵なんだか味方なんだか謎のA.Iの存在をよく表現してると思いました。
映像や物語は非常にスタイリッシュで現代的ですが、古典的王道恋愛映画ということで一種懐かしささえ感じました。
映画館で観ても良かったなぁ、この完成度だったら(^-^)✨
