根本的に、『考えないといけない』作品。
『考えさせられる』作品ならば、
割と、頭も心中も満足に近いのだが、
『考えないといけない』作品はこちら側が
『つくり手の自己満』に寄せていかないと
いけない所が本当に面倒。
本作。
日々、鬱屈している不安定只中の少女が
母の過去、正体を知った時…
母が『そう』であったのだから、自分も、と
『それ』は間違いないなのでは、の
岐路に立った時、
どちらに向かうのか…的な話し…でしょうかね。
結末から見れば、後者でしょうけど。
そもそも、話題の一端か宣伝か、
神戸の彼を基軸にしてる風ですが、
抜本的に違う『種』だと思います。
本作は、カッター持って暴れた子が、
黒髪で普通の、いわゆる『ヤンキー』ではないから
それっぽく見えるだけで、
これが、金髪にピアス大量、鉄パイプ、
ピンクの原付で夜の街にて喧嘩で怪我をさせた、
これと同じ事、同じ『種』ではないかと。
金髪少女がカミソリ持ってたら、
サイコパス予備軍になるのでしょうか。
あぁ、持ってそう、と、少しは思いませんか?
少女の外見が普通だった、只、それだけでは?
神戸の彼はそこに反省や後悔は微塵も感じては
いなかったそうです。
抱擁、キス、前戯、挿入、射精、というのが
一般的な『性的』流れとした時、
彼のそれらは、誘拐、暴行、殺害、解体、に相当。
一般的な『あの美人な○○を抱いた』的自慢が、
彼の、正門に斬首した頭部を置くに相当、
要するに、自慢、な訳で。
報道はされていませんが、目と口は縫われていた
そうで…『自身のモノ』というマーキングみたいな
ものなのだそうです。
それらをやってのける『彼』と、
カッター少女が同じとは到底思えませんが。
何にせよ、話題になる理由も解りませんし
神戸を引き合いに出すのも間違いな作品ですね