ろまらん

オーレリ・デュポン 輝ける一瞬にのろまらんのレビュー・感想・評価

3.0
舞台では軽々と優雅に笑顔で踊ってみせるバレエは、本当はどれだけ難しくて苦しくて大変かがよくわかる。子ども時代のオーレリーの様子や、毎日10歳の時と同じように練習を始めると言う言葉に、この芸術がいかに幼い時からの地道な努力の積み重ねの結晶であるかが表れてる。
ライモンダの練習で足が痛いと訴えているオーレリー、シルヴィギエムのドキュメンタリーでも同じ場面があった。二人ともエトワールだからと威張ることもなく、一人緊張に耐え、黙々と練習し、ほっとして家路についたりしてる様子が似てた。
ルグリとの練習では真剣な中にも和やかさがあって、二人とも引退した今では懐かしさと寂しさをも感じる。
ドキュメンタリーとしてはやや散漫、ルパルクの二人の絡み合う踊りに思いっきり力入れて撮ってたのが、やっぱりクラピッシュだなぁと思った。
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