スパイダーマン：ホームカミングのflittowickのネタバレレビュー・内容・結末

とてもいい。

ヴィランが輝くヒーロー物はヒーローも輝きを増すと思っている身として、今回のマイケルキートン演じるバルチャーはとても魅力的な逸般人でした。
大事なものの為にとてもあっさりと一線を踏み越えつつも守りたいものの前では人並みの生活を大事にしているのが伝わるため、彼の行く末も気になります。
ファルコンと並んで飛ぶシーンとか見てみたいな、なんて妄想。

もちろんヒーローであるスパイダーマンも魅力的な点があります。
それは分かりやすく成長途中であることです。
格闘技能や街中を飛び回る動きを含め、未熟ながらも一生懸命に理想のヒーロー像をひたむきに追う姿は、成長する姿を見届けたいという気持ちにさせてくれます。
スレた態度やウジウジしたシーンがあるとそうは思えない所ですが、彼の見せるのは未熟なりの一生懸命。
いい年した大人なら昔の自分を重ねて説教にしか聞こえない助言をしたくなるのも仕方ないですね（笑）。

アクションの期待値的には今後に期待として、AI萌えやサプライズゲストといった嬉しいサービスもあるので値段分の娯楽としては十二分だと思います。