カリカソンヌを舞台にした歴史サスペンス。面倒なので前後編まとめてレヴュー。
実際に訪れた場所なので、旅の思い出とリンクして個人的には楽しめた。
特にカリカソンヌの中の教会のあの場所は動画を撮影したのでよく覚えている。すぐ上にパイプオルガンがあるんだけど映ってない。
後編では気になってたモンセギュールの砦も出てくる。あの辺は他にも廃墟になった砦が沢山あるのでいずれ行きたい。
R15だからもっとエグいのかと思ったらそうでもない。
確かにカリカソンヌの住民は追放ですんだから、アルビとかに比べたらマシだったと思うが、アルビジョワ十字軍の残虐さや、カタリ派の神秘性が全然伝わってこない。
過去や現在を行ったり来たりして、次第にリンクしていくという手法はそれなりに見事。ただ、前後合わせると長いかな。
聖杯モノとしては、インディジョーンズやダビンチコードが有名だが、アドベンチャー感覚やミステリー感覚に乏しい。
タイムラインのようにタイムスリップはしないが、地震の無いフランスで洞窟が急に揺れ出すのはナンセンス。
考古学の現場でも骨が発見されたら警察沙汰になるのかな?
どうせならゾンビ映画にするべき。