・大大大好きな鬼太郎だが、映画館で観るのは初めて。人が多くてびっくりした。人気衰えてないんだね。それどころか新たなファンを獲得してる気配すらある。第六期のネコ娘のおかげだろうか?
・妖怪それほど出てこない。
・謎だらけの都市伝説風の始まりから犬神家なサスペンスホラー、孔雀王的呪術廻戦かと思いきやガチな肉弾バトル、カリオストロの城的陰謀等、明らかに鬼太郎っぽくない展開が続くのだが、きちんと伏線回収できてるし、墓場の鬼太郎へとうまく繋げてるのは凄い。
・反戦思想や文明社会批判が根底にある水木イズムが投影されている。特に村社会の異常さと日本の社会構造の問題をリンクさせてる辺りは、鬼太郎というダークヒーローだからこそ、投げかけることができたのだろう。とは言え、文明批判の要素はあまりなく、対比として描かれるはずの妖怪自体がテーマから外れてしまった。ほのぼの感はない。
・改めて、悪いのは人間。
・ミイラ男みたいな親父の容姿の謎が解けた。