梅ちゃん

ブラック・エンジェルズの梅ちゃんのレビュー・感想・評価

ブラック・エンジェルズ(2011年製作の映画)
3.1
法で裁けぬ腐れ外道どもを自転車のスポークを武器に地獄の底へ叩き落とす雪藤洋二を主人公とした、80年代少年ジャンプ連載の有名バイオレンスアクション漫画の実写化作品。子供の頃、劇中の犯罪シーンや仲間の死等、過激な描写の数々に背徳感を感じつつ、ドキドキしながら読み進めた覚えがあります。

主演は若き名バイプレイヤー落合モトキ。彼を見るための鑑賞といっても過言ではなかった。昼間の気弱なあんちゃんと暗闇の凄腕暗殺者のギャップを巧みに表現している。流石の演技力です。また、ラスボス佐藤二朗のイカれた変態っぷりも安定のクオリティ。丁寧な口調で淡々と行う残虐行為がリアルで怖い。

本作は、ネタ的B級作品として語られることの多い作品なのでしょうが、落合モトキ、佐藤二朗 両名のおかげで作品自体の雰囲気はそれほど悪くない。いやむしろ好きかもしれない。ヒロインの矢島舞美さんもアクション頑張ってました。(頑張りが透けて見えるのもどうかと思うが)

次作はバズーカの砲弾やジャンボジェット機を素手で受け止めたり、眉間を拳銃でブチ抜かれても『いんだよ、細けぇ事は』で済ませてしまう、不死身の無頼漢 松田鏡二の参戦とのこと。これは面白くなってきました!次いきます!!