秘かに高評価集めてた映画なんで楽しみにしてたんですけど、うん、惹き込まれましたな~♪
スパイダーマン新作を目下撮影中のジョン・ワッツ監督、ハリウッドで最も才能ある若手!なんていう呼び声も高く、こりゃ嫌でも新生スパイダーマンが楽しみでしゃ~ないです!
で映画
「車、返せ、おら!」
それだけが推進力となる極シンプルな映画
ん!?
そういや「車、返せ、おら!」と言えば
ガイ・ピアースの『奪還者』も、そやったな~♪
自分は、ベーコン派か?ガイピ派か?
とか、そんな事をツラツラ考えながら、なんやかんやでむちゃくちゃ惹き込まれたのは・・・
映像としてのインパクト
ベーコンの正しい扱い
常に観客を意識した描写
そんな事がとにかく特出していて、シンプルな映画やからこそセンスの良さがキラリと輝いてたというか、誰でも撮れそうな映画やけど「着こなしが良い」空気感がたまらなく良かったですな~♪
よくよく思えば、この男たちの間でどんな事があったのか一切分からんし、もしかしたら、どちらか一方の復讐劇であるかもしらんのに、それはあくまで「また別のお話し」なんですよね
イタズラと犯罪の境界線
それを、パトカーという乗り物によって、映画的な空間の仕切りを作ることで、「イタズラ」が暴走する無邪気な危うさとか、「犯罪」が加速するテンションの暴発とかの、絶え間なく変化し続ける疾走感を保ちながら、これが80分ちょいで完結されてるのがアッパレ♪
でも、すごい、ずっしり構えた映画なんですよね
じっくり見せてくれるし
余裕と自信の「ベーコン臭」ってのが、強味
「靴ヒモ」のシーン思わずワロたし
靴脱げて、チっ!ってしてるのとか
「植木鉢」割ってビクっ!ってしてるのとか
とにかく細かいサービス旺盛な人間味に溢れてる
そんな「パトカー」の外側の世界をじっくり見せながら、最終的に少年2人にきっちり帰着する「冒険と友情」の後味は、すっかり大人になってしまった自分やからこそ響いてきたのかもしれない・・・
逃げたかった場所が
帰るべき場所になる
暗闇を疾走する終盤のシーンに鳥肌
80分でこの鳥肌かよ!!
なんてお得な映画なんや♪(←軽いぞ)
ガイピの『奪還者』とセットで観てくだせ~