月の道

夢の島少女の月の道のレビュー・感想・評価

夢の島少女(1974年製作の映画)
4.0
水道の水を止めるだけでも、全てのシーンが美しく、惰性のカットがただの一つもない。
四季ユートピアノの中尾幸世さんは、まったく性を感じさせない清純さなのに、こちらはあまりにも官能的でクラクラしてしまう。
「少女ってそんな万能な救済装置じゃねえよ」と女のわたしは思うけど、あまりの透明感に、縋りたくなる気持ちも痛いくらいわかってしまう。
佐々木昭一郎さんにとっては救いの女神みたいな存在かもしれない。
声が好きです。
カノンを弾きながら
「これねえ、わたしが見つけたんだよ
わたしが見つけたの」
月の道

月の道