看守を殴って拳銃を強奪し判事を撃ち殺して裁判所から逃亡した被告人の男が、シングルマザーの家に押し入ります。運良く幼い娘は祖母に預けていたので人質になったのはシングルマザーだけ。なんとか逃げ出そうとしますが、男が逃がしてくれません。殺されてしまうのかという恐怖の中、なんとか男を出頭するように説得するシングルマザー。緊迫した駆け引きが続きます。
閉ざされた空間での緊迫したやりとり。クローズドサークルものが好きなので、楽しめました。二人の会話を通し、人生に行き詰まっていたシングルマザーは人生の活路を見いだし、犯人の男も、遅すぎますが更正していきます。そこら辺の人間模様もよく描かれていて、悪くない映画でした。
