このレビューはネタバレを含みます
う〜ん。近藤芳正の主演で腕利きの殺し屋が主人公のハードボイルをやりたい、という着想がすべて。意外性があるのはそのキャスティングだけ。後は何事にも雰囲気が優先されていて脚本や設定、映像に工夫が無い。登場人物はステレオタイプばかりで独創性に乏しく、特にキャバ嬢の心理描写は違和感ありあり。街で何度も偶然出会うのダサ過ぎる。タイトルは何かのオマージュなのだろうか。”野良犬”とか”ダンス”とか、やっぱり雰囲気優先なんだろうって思ってしまうな。あと音声バランスが変なので声が小さくて聴き取れなかったり、突然大声で怒鳴られたりして困る。説明セリフが少ないのは良かった。