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或る終焉のMicaHugoinkのレビュー・感想・評価

或る終焉(2015年製作の映画)
3.5
ある時は夫のように、ある時は弟のように、押し付けがましくなく、患者の意思を尊重し患者に寄り添う看護師。
時には患者の家族からセクハラで訴えられてしまうほどの献身さをもって介護するのは看護師としての責任感か、自身の性格ゆえか、バラバラになった自身の家族への償いなのか…。デヴィッドがランニングしているラストシーンでそんな事をなんとなく考えていたら…びっくりのラストに驚きすぎて、ちょっとよく分からなくなってしまった。
個人的にはあのまま終わってほしかった気もするなぁ。

全体的に台詞が少なくて、役者の表情とか間を読み取らないとならないような感じの作品だった。そういうの苦手なのだけど、今作は分かりやすかった気がします。

まぁでも、今年、身内を亡くしたというのもあったし、人生の折り返し地点を過ぎたであろう自分の将来なども含めていろいろ考えさせられる作品であった。
…うん、いい映画だった。
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