或る終焉の作品情報・感想・評価・動画配信

「或る終焉」に投稿された感想・評価

yuki

yukiの感想・評価

3.3
終末期患者のケアを行う介護士デヴィッドを描いたドラマ。一筋縄ではいかない介護の実態がよくわかる。
患者の身体を気遣った丁寧で静かな所作からプロフェッショナルであることが分かる。何人もの患者の終末期に立ち会い、看取っている。他者に対して自分を徹底的に隠し、今まで自分が担当した患者の人生を吸収しては、その設定を仮面として利用している。職務に対しては非常に忠実で頼りがいがある男だが、その私生活に人間味が全然ない。ジムでのランニングマシーンによって、その質素さが表現されていた。表面上は紳士的で優しいように見えるデヴィッドだが、他人の終末に寄り添ううちに内から崩壊していき、ゆっくりと心が死んでいっているのが分かる。なかなかつらい映画だった。
でろ

でろの感想・評価

3.7
あまりの衝撃に頭の整理がつかない
この世は"或る終焉"ばかりだな
 ティム・ロスが轢かれるショットがダサすぎてバカ。撮影機の位置が先行していてああ轢かれるだろうなぁと3秒ぐらいでわかるのを20秒ほど引き延ばした挙句にクルマを横切らせるとはセンスの欠片もない。      
 キアロスタミの『ライクサムワンインラブ』の最後の窓が割れるショットが典型だと思うが、いわゆる「バレ待ち」は演出の理知的な作為性が滲みでて一挙に萎える。
 ヒッチコックやらラングやらかつての黒沢清が手間暇かけてトラッキングさせるのはなんの違和感もなく運動の軌跡を追う透明に終始しているのであって、『汚れた血』、『長恨』、『無防備都市』、『最も危険な遊戯』の疾走が涙なくして見えないのは撮影機に追いつこうと息を切らしながら走るさまに驚きが露呈しているからに決まっており、『或る終焉』はロングショットに終始し、それなりに運動の最中を捉えているものの、映画としてはてんでダメだ。
DVD📀所有、再鑑賞。『父の秘密』のミシェル・フランコ監督作品。ティム・ロス、サラ・サザーランド、マイケル・クリストファー主演映画。第68回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したドラマ。

終末期患者のケアにあたる看護師の男が、ある患者から安楽死の手助けをしてほしいと言われたことから苦悩する姿を追う。死を深く見つめた物語と衝撃的な結末に引き込まれる。

息子ダンの死を機に、別れた妻と娘とも顔を合わせなくなったデヴィッド(ティム・ロス)。終末期の患者をケアする看護師として働く彼は、患者の在宅看護とエクササイズに没頭するだけの日々を送っていた。患者たちに必要とされ、デヴィッド自身も彼らとの濃密な関係を率先して育む中、末期ガンに苦しむマーサ(ロビン・バートレット)から、頼みを聞いてほしいといわれる。それは彼に安楽死を手伝ってもらいたいというものだった。デヴィッドは、ある秘めた自身の過去と患者への思いの間で激しく葛藤する。
ぴっち

ぴっちの感想・評価

4.0
ミシェル・フランコ作品鑑賞2本目
未だに議論される安楽死というか死の幇助

わが息子にやってしまった事は正しかったのだろうか?と苦悶しながら、懺悔するかのごとく末期患者に寄り添い、献身的にケアしてるのに胸が痛くなる
患者のケアをしてるかジムに行くかランニングするか、多分、なにかやってないと耐えられないんだろうな
2度目の幇助の申し出、なんでまた俺なんだ?と思ったかどうかは知らないが、さすがに酷でしょ
薬剤を注入してるシーンが無言で淡々とやってたようなんで確信を得たのかと思ったのだが...
衝撃のラストからして違うのかな

それにしても、親子(肉親)には出ていけと嫌い、親身になって献身的にお世話してくれる介護士だけを信頼し頼ってしまう
そんな親子関係って悲しいよね
西

西の感想・評価

3.1
尊厳死を抱きかかえた主人公。
最期は救いなのか、天罰なのか。。。。。。
ミシェルフランコはどこまで戦うのか。。。。
素晴らしい。
終末期の患者をケアする看護師の日常を描いた映画。
まるでドキュメンタリーのように盛り上がることもなく、90分間ただただ生々しい介護を見せられるのだが、この映画が本当に凄いのは間違いなくあのラストだね。
それは唐突にやってくる。
彼は何を思い、何のために介護をしていたのだろうか。
”全てのシーン”に意味を持たせる衝撃のラストである。
Soshi

Soshiの感想・評価

5.0
命に対して繊細すぎるあなたは
自分の命に色をつける事を拒んだ
これは…また…やってくれましたな、監督…エグいって…
エイズ患者介護、浮かれた知らない奴にテキーラごち、ごちになったが嘘をつく、イタ電もどき、次の患者は脳卒中じいさん、本を探す、嘘をつく、じいさんネット検索、何故かAV鑑賞、AVはアート、また嘘、また鑑賞、デヴィッドは潔癖症、じいさん見境なくなる、良かれと思いシフトチェンジ、じいさんに対するセクハラ疑われる、クビ、娘は医学生、安い仕事を引き受ける…最後はわぁー!
心ここに在らずだったのかな…信号は守ろうよ…ジジイに対するセクハラ疑惑は気の毒過ぎるって…監督、性格悪いわ…いい意味で。
ミシェルフランコ監督のオーマイガーどうしてそうなる気の毒3作品鑑賞達成っス…
はい

はいの感想・評価

5.0
人生における最末端、即ち死際の選択権を手にしていたならそれは最大限喜ぶべき。
それ以外は非常に厳酷だから。
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