ミシェル・フランコで一番衝撃作
しばらく動けなくなりました。
終末期医療のお話なので、死は身近であり、それを嘆いたり驚いたりするわけではないのですが…
ただただ凄い作品。
瞬きを忘れます。
デヴィッド(ティム・ロス)は、終末期患者の看護師。
やり過ぎに思える程に、親身に接し、彼等を支えている。
それ故、セクハラで訴えられることも。
それは、息子を亡くしたからなのか……
ある日デヴィッドは、末期ガン患者マーサを担当することに。
しかし、彼女は尊厳死を望んでいて…
自分の家族以上に親身に、病的なまでに患者に寄り添うデヴィッド。
一体何故、そこまでするのか?
そして、それが招いた結末とは??
冒頭辺りは、やはりハネケに似た雰囲気を感じました☆
『愛、アムール』ですね。
どちらもですが、看護される側の役者さんが、とてつもなく上手い。
が、その先はもうミシェル・フランコなワールド!
いつものようにBGMは無く、生活音がリアルに響き、無言の間が心地好い。
そしてぶち込まれる衝撃の展開…
これはしばらく立ち直れなくなりそうです。