ヴィジットのドンペリ子のネタバレレビュー・内容・結末

ある意味ラストがすごい映画だった。
あそこで全部もっていかれた。

ただ、やっぱりホラー映画。こわい。
基本BGMやSEがないので、『くるかくるか…？』みたいな心構えが全くできないままノーガード状態で観ないといけないのがなかなか怖かった。

あと、年配の人って普通にしてても顔に結構迫力があるのに、「イカれている」っていう要素が足されると余計に怖く感じることが分かった。特にあの隠しカメラのシーンとか。
じじばばどちらもイカれてたらそりゃ怖いわ。あの姉弟はよく頑張ったと思う。

本編始まってからの日常パートがそんなにダラダラしてなくて、割と早い段階で最初の違和感がくる。登場人物も多くない。それも個人的にはいいと思ったし、観やすいが故に怖かった。

母親との最後のSkypeのシーンと、ラストシーンで2回驚かされた映画でした。
怪物や幽霊、怪奇現象ではなく、『狂った人間』もシンプルで怖いんだなというのが分かったいい作品でした。