早矢仕千磨

ヴィジットの早矢仕千磨のレビュー・感想・評価

ヴィジット(2015年製作の映画)
3.6
前々から気になってはいた。
祖父母がおかしい映画。
ある3つのルールを破ったとき驚愕の出来事があって。すごい怖かった。

序盤はさておき。中盤の異変からの不気味な空気がものすごい出てる。カット、アングル、機能。
セリフも攻撃的だけど割かし画の空気が恐怖を漂わせてくる。ついつい別のとこも気にしちゃうような?喋ってる人の目や表情よりも映り込む後ろの扉や通路にも目が行ってしまう。また夜の老人の病は、なんだろ、、、いまいちよくわからない。実際にあるにせよそこまでならないとか。あ、塀の下での鬼ごっこは普通にビックリしてチラリズムには思わず「は?おいおい」と。ちょっぴりクスッとするもののホラーを楽しみたい私からしたら老人の奇行に飲み込まれた。ルールが完成して少しずつ老人のおかしさが出てくるとなんとなく結末がわかってきちゃう。驚愕の真実も「ですよね」ってなったわけだけど、そこまでの完成度が高いんじゃないかな?面白かったです。母・娘・息子の悩みもそれぞれにあって、この出来事で解き放つドラマ要素も含まれてますし、なかなか見所も多い作品でした。