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BegottenのROYのレビュー・感想・評価

Begotten(1990年製作の映画)
4.0
Metaphysical Splatter Film

“Language bearers. Photographers. Diary makers. You with your memory are dead, frozen. Lost in a present that never stops passing. Here lives the incantation of matter. A language forever.”

“Like a flame burning away the darkness. Life is flesh on bone convulsing above the ground.”

マリリン・マンソンが「Cryptorchid」のMVを制作する際、本作にインスパイアを受けた。

現在では廃盤になっており、幻のカルトムービーといわれている。Amazonでは高値で取引されており、実際にAmazonをみてみると、17,000円から67,000円の間で取引されていた。

本作はE・エリアス・マーヒッジ監督が大学生の時に8mmで撮った自主制作映画。粒子の粗いモノクロ映像から繰り出される悪夢のようなイメージが約70分間流れる。

監督自身アントナン・アルトー(器官なき身体、『アンチ・オイディプス』)やニーチェの思想に影響を受けたと言っている。さらに、ヒエロニムス・ボス、ゴヤ、ムンク、セルゲイ・エイゼンシュテイン、ブニュエルの作品にもインスパイアを受けたとも言っていた。

『HORRORNEWS.NET』というサイトでは、監督へのインタビュー記事が載っていて内容も面白かった。

全然ストーリーが理解できなかったが、『Wikipedia』に掲載されていたプロットを読んでやっと分かった。

この映画で、「disembowel」という英単語は「〜から臓物を取り除く」という意味だということを知った。
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