ILLminoruvsky

私、君、彼、彼女のILLminoruvskyのレビュー・感想・評価

私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)
3.0
原題『Je, tu, il, elle』(1974)

監督・脚本 : シャンタル・アケルマン
撮影 : ベネディクト・デルサル
編集 : リュック・フレシェ、ジュヌヴィエーヴ・ルチアーニ
出演 : シャンタル・アケルマン、クレール・ワティオン、ニエル・アレストリュプ

ひとりの若い女性が、自室で家具を動かし、手紙を書き、裸で砂糖を口にし、やがて家を出た彼女はトラック運転手の男性と行動を共にし、その後訪れた家で女性と激しく愛を交わす、当時24歳のシャンタル・アケルマン自身を主人公にモノクロ映像で撮りあげたセルフポートレイト映画。

シャンタル・アケルマンの長編第1作目。

従来の映画文法を排した作りで、いかにも、シネフィルさん達が好きそうな「映画」だなぁと。

長回しの動物的で生々しい貪るようなレズビアンセックス描写や円環構造のような作りは面白いと思いましたが、作品全体として言えば退屈だったかなぁ。

この作品を絶賛出来る感性をボクは持ち合わせていないんだろうな…

NYアンダーグラウンド系のアート映画好きにオススメの作品。
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