フラットライン

シン・エヴァンゲリオン劇場版のフラットラインのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

Qが「ああいう作品」だっただけに、今回どうなっちゃうんだろうという不安しかなかったのですが、観て正解でした。今までのエヴァンゲリオンシリーズを終わらせるに値する作品に仕上がってましたね。

本来なら「鬼滅の刃」公開前に公開しているはずだった本作。もっと話題になってよかったはずなのに、中途半端な時期になんとなく公開になってしまいました。当然興行収入は一位を獲るでしょうが、「もっと行くはずだったのに」という話になるんでしょうね。

トウジやケンスケが出てきたときに「生きててくれたんだぁ」とちょっと涙目になってしまいました。ケンスケとアスカが体の関係を持ってると推察できるやり取りなどは「上手いなぁ」と。時間の経過を感じさせると共に、シンジを取り残してみんな大人になってしまったんだなぁという寂しさを表現してるのかな。
今まではオイディプスコンプレックスバリバリのお話ですが、結局親父がやりたい事を認めてやる話なんだなと。シンジ君の成長が嬉しくて、寂しく思いました。

途中、台詞の端々や演出に「hellsing」が見られた気がするんだけど気のせい?エレナの聖釘を自らに突き刺すアンデルセン神父とアスカが被ったり、ああいう感じで8号機がオップファータイプを喰ったり。大好きな演出だからいいんだけど^_^;

女性キャラのヌードシーンが随所に出てくるんだけど全くエロくないのはすごい。

さよならジュピターの「VOYAGER〜日付のない墓標」が流れたときには思わず笑っちゃいました。やっぱり庵野・樋口のお二人はあの作品好きだよね、絶対。
フラットライン

フラットライン