うぉーりー

シン・エヴァンゲリオン劇場版のうぉーりーのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

やっと庵野の人生が報われた、と思いました。
きっと鬱だったアニメシリーズと旧劇、そして鬱から回復した新劇。エヴァンゲリオンやシンジは庵野秀明本人で本人の思いをそのまま現してるのかなぁと感じました。
そして新劇4作の終わりと思ったら新世紀からシンまでの全ての総括、終劇。昔から見てるオタクはドキッとする場面もヒヤッとする場面もあり、ある意味「王道」な展開だったのではないでしょうか。
もし、テレビシリーズの終わりがこれだったらここまで盛り上がる作品ではなかったと思います。

しかしゲンドウめちゃくちゃしゃべったな…新世紀〜Qまでのセリフとシンでのセリフ量、たぶんシンの方が多いですよね。目からビーム出したときは「あれ、いま銀魂見てるんだっけ…」と錯覚しました。
そしてトウジとケンスケの活躍ですね。アニメシリーズではエヴァに乗ったトウジだけど、新劇ではモブでした。ケンスケも。でも今回は大人になったトウジとケンスケがシンジやアスカを助けてくれる。大人になったんだ…あのふたりが出てきた瞬間作中での14年の経過を思い知ったし、現実でも時が流れてておれもおっさんになったんだな…と痛感しました。

ほんとにおつかれさまでした。庵野もオタクも、ついに解放されたかと思うと、ホッとする反面寂しさもあります。
スタッフロールで序の主題歌「beautiful world」が流れた時はさすがに序を見に行った高校生のときを思い出しエモくなりました

でもタイトルにもある繰り返しの音楽記号、この結末はひとつのエンディングにすぎなくて、新世紀の最終回も、旧劇も、漫画版貞本エヴァも、碇シンジ育成計画もぜんぶありえるし、ぜんぶ繰り返してるのかな、も思うともしやまだ続く…?と不安にもなります笑
うぉーりー

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