ちゃんみう

シン・エヴァンゲリオン劇場版のちゃんみうのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ほんとのほんとに終わらせに来たな、という印象
すべてのキャラに敬意を払い、さよなら、と丁寧に別れを告げていくラストにはこみ上げるものが。
(エヴァの呪いもあり)身体的にも精神的にも大人になれなかったシンジくんが、きちんと大人になって終わるというのは最高の幕引きではないでしょうか。
「終劇」
クレジット後のこの言葉に監督の決意を感じました。

てかマリちゃんの存在意義ずっと不明だったのですが、彼女がヒロイン、シンジくんにとってのユイなんですね。急にマリちゃん好きになった(笑)
このカップリングには賛否あるようですが、お母さん(レイ)でもなく、メンターじみた姉(飛鳥)でもなく、マリを選んだのは一人前になったからだとしっくりきました。

序盤から中盤にかけては、前作から八年かかってることからも、エヴァンゲリオン作らなきゃいけない、でも作りたくない....みたいな作者の葛藤をそのまま反映してるのか?みたいな作りで。
飛鳥ちゃんは世間の声代表なのか?しんじくんをまあ詰る(笑)
口煩いおばさんにしか見えなかったですが、「好きだったけど私の方が先に大人になっちゃったから」の一言でそれまでの行動が府に落ちます。

あとエヴァの装備がめっちゃ格好いいんですよ。予告でも使われてますが、飛鳥ちゃんが銃ぶっぱなすシーンはまじでしびれました。

裏宇宙とか良くわからない部分はたくさんあり、見てるだけで頭おかしくなりそうでしたが、最期が本当によかった。カタルシスです。