ちゃんみうさんの映画レビュー・感想・評価

ちゃんみう

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

観客が音楽に魅了され、演者も没入していく姿が素晴らしい演出で表現されています。
ご都合展開で昭和的根性論が幅を利かせすぎな気もしますが、熱い作品でした。
玉田の初ソロは感動しました

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.0

作家志望の女の子が出版業界でダラダラする話
それ以上でも以下でもないです

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

中盤までは超面白かったのに、奥さんが不倫したあたりから陳腐で胸が悪くなるような展開の連続…ラストもキツイ😭
ここではないどこかを求めてたのは夫ではなく、家庭に縛り付けられていた妻だったっていう部分はす
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

伏線や構成が緻密というタイプの作品ではなかったですが、アニメなので力技で進むくらいがちょうど良いなと思いました。
それよりも何よりもキャラがいい!水木の枯れ具合がやけにセクシーで最高です。サヨちゃんも
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バービー(2023年製作の映画)

3.0

グレタカーウィグ監督作品の大ファンですが、これは駄作だと思いました。女性の置かれている不幸な状況や生きづらさは物語を通して見せるべきで、長台詞で説明するのは悪手です。言ってることは理解できても、唐突に>>続きを読む

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.5

展開が早すぎて少しチープなきらいがありますが、いい映画だと思いました。特に統合失調症患者の孤独が描かれているというのは新しいんじゃないかな。比べるのも失礼な話ですが、私もよく震えが止まらなかったり幻覚>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

宮崎駿監督の総決算作品。過去作品のオマージュが随所で出てきます。
ストーリーは原作やパンフレットで補完しないと、分からないかも。
結局真人くんは神的な存在にはなりません(石を積む人にはならない)が、そ
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.8

1910年代のアメリカンレトロ感が可愛い~!というのは序盤だけ。
シリアルキラー誕生譚です。
パール怖い。頭のネジ外れてる人が一番怖い。
エンドロールが一番怖いので最後までぜひ。

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.0

名作ですね。1979年製作とは思えないです。日本の子育てを巡る環境は、今ここですよという感じ。

メリル・ストリープ演じる精神的に不安定な妻がとてもリアル。

マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

3.5

有閑マダムたちが美容室に集まって、噂話や悪口に花を咲かす話。
主人公が定まらないので何の話か分からないのが辛い。
悲劇に際して、寄り添ってくれる地域コミュニティがあるのはちょっと羨ましかった。

トゥ
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.3

ラストがなぁー、、
ダメなおじさんの一ヶ月なのか、再起前の充電期間なのか

レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

4.2

かなり好きです。あまりディズニーっぽくないです。最後の小さな投資、とはきっとレストランのオーナーになったということですよね。
ネズミが料理しているシーンにはうっとなりつつ、全員が報われるラストで幸せな
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.7

ベタですがこういう映画好きです。一回堕ちてしまうと這い上がるのが大変なんですよね、、

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.3

合意形成の過程を描いた珍しい作品。ほとんどが会話劇で議論をしながら知を獲得していくという構成が、プラトンの『国家』を彷彿とさせました。
ラストは納得感があってよかったです。でも題材が五年、下手したら十
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.5

歌がとても良かったです。ただ、ポリコレ?と思ってしまう設定がいくつかあって、集中が途切れてしまうことも。
アリエルの六人の姉はアジア人、黒人、白人、インド系と多様な人種で、母親が違うのか養子なのか、は
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

こういうお仕事ムービー好きです。人事を尽くして天命を待つ、とはこのことですね。

パラドクス(2014年製作の映画)

3.4

ファイナルデスティネーションのように頭使わず見られる映画かと思いきや哲学的なスリラーでした、、求めていたものではなかったのでちょっとがっかり

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.4

なるほど、だからマルコヴィッチは名優になれたんですね。所々演じた役を忘れていたのにも納得。よくこんなおかしい作品を作り上げられたなぁ。ナンセンスの連続で悪夢のよう。結構好きでした。

ハンガー:飽くなき食への道(2023年製作の映画)

3.0

テーマを詰め込みすぎて、薄味になっている気が、、、。本来ドラマ企画だった?ってくらい笑
あえてだとは思いますが、食べ物が美味しそうに見えないのが残念。中華鍋で和牛焼くってギャグ?

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

三ヶ月くらいかけて細切れに見たのであまり的を射たことを書けません。
子供がかわいい。大人たちが大変なことになってても、気にせずのほほんと過ごしてる子供たちが尊いです。全く気にしてないわけではなく、不穏
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.0

それぞれのエピソードの狙いは分かりますが、有機的に繋がっていないです。ぶつ切りなので、150分見続けるのがきつい。本作もモダンアートのように、制作者の解説がないと分からない構造をあえてとっているのかも>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.5

正直、解説サイトを見てやっと内容が理解できました。
そこまですること!?何で!?って思いながらの二時間。
そういうことだったんですね…。商売道具の手を傷つけるって本末転倒な気もしますが。アイルランドの
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.5

号泣です、、、内気な少女と悲しい過去を持つ中年夫婦が家族になっていく姿が丁寧に描かれています。
舞台は宗教上の理由から避妊や中絶が忌避された結果、望まない子供とネグレクトが問題になっていた時代のアイル
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TAR/ター(2022年製作の映画)

2.8

長いです…。衒学的で音楽的素養がないと、理解できないシーンが多数。ストーリー展開はとてもゆっくりで、眠くなります。何より疑問なのが、主人公がレズビアンである必要性がないところ。やってることが権力持った>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.8

ものすごく好みです。シュール好きにはたまらないと思います。趣味の悪い人間や嫌な状況の描写が超秀逸!まるで純文学のようです。頭空っぽなインフルエンサー、神経質で面倒くさい男、お金はあるけど孤独な男、平等>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

まず、ドイツの戦争をドイツ人が描いてくれてありがとう。ネットフリックスすごい。

オリジナルは1930年にアカデミー賞を受賞。しかし、10年後には第二次世界対戦が始まるわけで、戦争映画の意義ってなんだ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.3

乱暴にまとめるなら、作れもしないヤツがごちゃごちゃ文句言うんじゃねえ、ってところでしょうか。キリスト教の知識など、コンテクストありきの構成かも。
メッセージは面白いんですけど、登場人物たちがあまりにも
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.6

映画のくだりはとても好きです。映画に打ち込んでいく姿に惹かれます。一方で家族問題の撮り方はあまり好きじゃなかったです。お母さんの自由奔放さについていけない…。父親の仕事が最優先という価値観が根付く日本>>続きを読む

劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者(2005年製作の映画)

5.0

原作より好きです。等価交換の重さが強調されてる作品です。心を掻き乱されますし、鬱になります。でもこれ以上説得力あるラストはないかな。

バビロン(2021年製作の映画)

3.3

面白いですし、三時間の長丁場なのに全然飽きないところがすごいです。
と同時に、中身がない!驚くほどない!

三時間飽きさせないのはすごいけど、同時に三時間かけてこの内容!?という時間泥棒感もすごい。
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.5

トラウマ映画として名高い本作ですが、さくさくと鑑賞。主人公は境界知能なのか、疑問に思う判断ばかり下します。坂道を転げるように転落していってしまうのですが、鬱展開のためのご都合主義のように思えていまいち>>続きを読む

卒業(1967年製作の映画)

3.5

やっとみれたー!これぞMILF
なんでこんな気持ち悪い設定の映画を作ったのだろう笑
ラストはあえて周囲から反対される選択をしたという意味で、親からの卒業、も示唆しているのかもしれません。

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.0

思ってたよりも子供向けかな?謎ときの楽しさはあまりなく、キャラクターを楽しむと言う感じ。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.3

過去の回想シーンがかなり長く、殺人の謎がなかなが紐解かれないので、眠気が....。生物への愛が伏線になっていたのがいいですね。ラストも結構好きです。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

君の名は、天気の子とはまた毛色が違う作品でした。前二作は、設定はあくまで道具であり、心情の機微や話の展開を生み出すために存在している印象でしたが、本作は設定が肝になっています。個人的には、人の描き方が>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ良い…賛否両論ある、主人公がキチガイなど聞いて尻込みしてましたが、こんなに丁寧に心情の機微が描かれているとは思いませんでした。君の名はのように、重層的な作りではないですが、声を上げることの>>続きを読む

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