かしわぎ

シン・エヴァンゲリオン劇場版のかしわぎのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ライトファンですが、箱根に行った時はドキドキしてしまったオタクです笑 

完結してしまったのですね
ラストの実写の映像を観た時、なぜか「庵野監督、長年お疲れ様でした」
という思いが溢れてきました
「なにか」からの解放を感じたからです
※「なにか」がなにかまでは考え至っていません…

とても綺麗な終わり方だったと思います
そして今までのエヴァにはない、とても丁寧な説明も作中にありました
謎も確かにありますが、今までの作品とは比べ物にならないほど説明的でした

考察すべきことはゼロではありませんが、
監督から、エヴァからの卒業を促されているようで、、、
答えはこうだから、必要以上にエヴァに囚われるなよ、と言われているように感じました

とにかく私のような表面的な「答え」が欲しい人にとっては、納得できる内容ではないかな、と思います

シンジくん、大人になったんだね
そして、私たちもとっくに大人なんですよね


なぜ生きるのか、生きる力のたくましさ、を感じました
将来恐ろしいことが起ころうとも、今を必死にそしていつも通りに生きていかないといけないのですよね
そのために、人は誰かと関わり、対話し、仕事して生きていくのですね
いつもの毎日を一生懸命生きるために



アスカやカヲルくん、レイ、そしてゲンドウさんまで解放されて、救いがあって良かった
収まりがいいようにした、という捉え方もあるかもしれないけれど、私は良かったと思う

個人的にアスカが好きなので、
アスカにも帰りたいところができたこと、
そしてシンジくんとの海辺での話、とても良かったです 
昔の気持ちに区切りをつけて、そして観てる観客の気持ちにも区切りをつけさせてくれました
あんな話ができるなんて、大人ですよね
見た目が子どもなだけで、14歳には言えないなあ



最後にどうでもいいことを…
映画を観終わった後に浮かんだのは、元カレの顔でした笑
エヴァシリーズを観に行った思い出はないのですが、「生きていくこと」という命題を前に、なぜか彼の顔が浮かんでしまったのですよね…

一時は人生を共にしようとまで考えた人だったので、まだ私の中でそのポジションにいたんでしょうね

あー↑あー↓

帰りは色々と自覚したこととか、蘇る思い出とかのせいで、涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら雨の中を運転しました

これもいい思い出になりますかね笑

もう一度、観てみたいかもしれないです

エヴァを完結させてくださり、ありがとうございました
かしわぎ

かしわぎ