Monotoli

シン・エヴァンゲリオン劇場版のMonotoliのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

今までのエヴァンゲリオンシリーズの集大成で、最後の作品としては一番良い終わり方だったと思います。
世界のループとエヴァの存在によって、毎回シンジ、アスカ、ミサトetc登場人物は苦悩し精神崩壊にまで至ったりしていた中、エヴァの存在がない世界をシンジが望み解放されたことで、エヴァが無かったことになる寂しさと、全員が救われた嬉しさの2つが入り混じった気分になりました。
序盤の第三村の場面でアヤナミレイが綾波レイになっていく姿は観てて面白かったです。でもやっぱりLCLになってしまうことで、クローンなんだと再確認させられましたね。
アスカに使徒が宿ってて、その解放シーンはマジで熱かった。あと、式波シリーズというクローンであるという事実は衝撃を受けました。途中で出てきたオリジナルは惣流なんでしょうかね?

13号機対初号機のシーンは、旧劇の初号機出撃シーンみたいな迫力や神々しい姿をもう少し描いて欲しかったかなーと思います。
あとはマリのキャラ設定がよくわかんなかった。レイやアスカ等のパイロットの過去やシンジとの関係性は序破で結構描かれてたから、マリの情報量が少なくてラストシーンはあまり感動しなかったかな〜。

やっぱり駅のシーンでシンジとマリが電車に乗らずに現実世界?に走って行ったのは庵野監督の「現実に帰れ」のメッセージかなぁと思いました。

最後に相応しい映画だったと思います。
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