アカ

シン・エヴァンゲリオン劇場版のアカのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

シンジが田舎暮らしを経て突然の解脱。
これについていけるのか。
主人公の心の成長過程を具体的に作品内で描かず、「自分のこれまでの人生に重ねて想像してください」というのは創り手側の甘えではないのか。
そしてストーリーが全体的に雑すぎる。
無理やりヒーロー化されていく登場人物たち。
よくわからない方法でサードインパクトを止めた加持さん。
ミサトさんは自分の親と同じく育児放棄した上に特攻。
これが美しいのか。
メインキャラであるレイ、アスカ、カヲルの処理も雑すぎた。
対話というよりもシンジが一方的に引導を渡していっただけ。
思いつきのように追加されていく新設定。
新しい槍が作れるとか、戦艦がたくさんあったとか…設定の作り込みが凄まじかったシリーズだけにシンで急に安易になって驚いた。
とにかく短い時間でまとめないと!という焦りしか感じられず、終始創り手側の都合だけでキャラクターが動かされている感が拭えなかった。
思い悩みながらも自分で考え懸命に生きていく旧作の登場人物たちが懐かしかった。
これが最後のエヴァンゲリオンなんて残念です。
アカ

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