ぺんじん

シン・エヴァンゲリオン劇場版のぺんじんのレビュー・感想・評価

4.6
渚カヲル (CV:宮崎駿)「君の道を進めばいい。人には勝手な事を言わせておけばいいさ」
庵野秀明 (本人)「…分かりました…(今を)生きねば…」
はい、宇宙戦艦ドーン!はい、昭和特撮ドーン!令和よ、これが昭和だ(?)庵野総監督のフェチを全開にしたまま、旧劇場版ではいまいち消化不良だった、エヴァの壮大な物語に対して渾身の落とし前をつける!
『Q』ではシンジ君同様物語も迷子になっちゃったけど、今作は『破』で予告されていた展開の流れを汲みつつ、非常に丁寧な手捌きで25年間に広げ尽くされたエヴァの風呂敷を畳み始める!エヴァってこんな観客フレンドリーな作品だったっけ…これはこれで良し!観客を1人も置いていかないぞ!という強い意識で『シン・エヴァ』号は最後の最後まで進んでゆく。ああ、心が洗われてゆくよう…セルフパロディも嬉しい…見事な回収に次ぐ回収で想像もしなかった爽やかなエンディングだ…
庵野総監督におめでとう。エヴァを作ってきた皆さん、そしてエヴァを愛してきた皆さんにおめでとう。
それにしてもメガネかーい!庵野〜(敬称略)
ぺんじん

ぺんじん