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シン・エヴァンゲリオン劇場版のmaccotのレビュー・感想・評価

4.5
もはや、後追いというぐらいのタイミングですが今さらながら観ました。

最高のフィナーレじゃないでしょうか、これ。
もう涙が止まりませんでしたよ。
エヴァのある時代に生まれ、その終劇をシアターで観れたのは幸せです。
観劇中は終わりに向けて、進んでいく物語りに先走る涙が溢れてしまう。

「ほんとに終わってしまうんだ」
そんなやるせない気持ちがついて回る鑑賞でした。

プロフェッショナルを見たあとの映画だったので
色々と感じる事もあり、勝手ながら庵野監督も
エヴァというある種の呪縛を自分の中から答えを見つけ出した映画にも感じました。
あと、父親への思いとか憧れとかも勝手に感じてました。
なんだか庵野さんのエヴァの終わりを、
共感覚的に感じれる映画だと思いました。
(文字で書くとすごく単純だなー。)
でも、この演出力って狂気的なんですよ。
作品への愛情だけじゃない、マイナスの感情も見事にまとめ上げているんです。

どんなときにも、希望がある

そんなセリフを言ったあの人は生首吹っ飛ばされてましたが、よい言葉です。
希望を見出して、終わる。

今後の庵野作品も楽しみに思える、
本当に良いフィナーレでした。
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