暁

シン・エヴァンゲリオン劇場版の暁のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

何が何だか分からなかった。分からないのに観られた。見入ってしまった。凄く不思議。あと何回見たら理解できるんだろう。

絵がとにかく綺麗。

何度もカヲル君と出会って話してるっていうのは、アニメ、旧劇の事なのかな?

ミサトさんには息子と生きて欲しかった。

今まではシンジとゲンドウがちゃんと話して理解し合う事が無かったから、2人の対話を見てこの話を本当に終わらせに来たんだなって感じた。いつもエヴァを観た後に抱くノスタルジーっぽい感情が今回は薄かった気もする、多分いい意味で。

マリの言う通りシンジが大人になる話だったように思う。アニメは子供のままみんなが受け入れてくれる話だった気がするし、旧劇はやっぱり子供のままアスカとの折り合いをつけられていないように見えたし。今回は逃げずに父と話して分かり合って、みんなを幸せにする為に自分で決断してた。

ゲンドウの補完計画を止めて、新しい槍でエヴァが居ない世界にして終わりって事かな?おめでとうエンドや気持ち悪いエンドよりはモヤモヤしなかった。みんな幸せそうで良かったです。

<分からなかった事>
・アスカも綾波同様人工的に作られてるみたいな表現をアスカ自身がしていたけれど、いつから作り物だったのかな?
・アダムスが何なのか全然分からん。
・マリはアスカと同じで人間やめてるのかな?歳食ってないし。
・活動限界の概念はどこへ?
・あんな終わってる世界のどこにあんな大量のエヴァを作るリソースがあったんだろう。
・エヴァインフィニティが最後人間とかに変わってるように見えたけど、あの赤いのに飲み込まれた生物がエヴァインフィニティになったのかな?
・渚司令ってどゆこと?
・ラストのシーンにはどんな意味があるんだろう。シンジとゲンドウ、カヲル君が乗っていた電車の終着駅って事なのかな、ゲンドウは裏宇宙での途中下車だったけど。線路を挟んで立ち位置が分かれてるのには何か意味があるのかな。シンジとマリは成長してたけど、アスカや綾波、カヲル君は変わっていないように見えた。

<追記>
・反対ホームに電車が来てて、シンジがマリの手を引いて進んだ先は反対ホームの方向にも見える。その後の駅の俯瞰のシーンで電車が発進してるから、シンジとマリは一足先に新しい世界に到着していた綾波たちに合流して、電車に乗り、新しい世界に出て行くってな感じの解釈はどうだろう?

・21.8/25 シンジ君とマリは走って駅から出て行ってた…。電車から降りるって事がループから抜け出して新しい世界に出て行くことを暗示しているのだとすると、反対ホームに留まっていたチルドレン達はシンジの作った新しい世界に居場所があるんだろうか
暁