なおまる

シン・エヴァンゲリオン劇場版のなおまるのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

さみしい…

相変わらず難解ですが、
よくできていたと思います。
いくつかの謎は残りますが、
それもエヴァらしい。

私はリアルタイムでアニメ観てた世代。
旧劇場版も、友達と映画館で観た。

とうとう、終わっちゃったんだね…。

何がさみしいって
彼らが大人になっちゃったこと。

そしてきっとシンジは、アスカ、レイ、カヲルとは違う次元を生きていくこと…

個人的には2度と会うことはないと思う。


アスカ達がいたホームは2番線。
二次元を示唆しているのかも。

ホームに入線した電車は、今はもう走っていないはずのクモハ。彼らはそのクモハに乗って、シンジ達と反対方向へ進んだと思われる(乗車したかはわからないが、空撮でクモハが動き出すところが映っている)。


そしてシンジたちは3番線にいた。
三次元を示唆しているのか。
彼らは駅そのもの(ループしない世界?)を飛び出してリアル風景の中を走り去る。

チョーカーを外されたこと、ちゃんと成長したマリとシンジはエヴァンゲリオンから解放され「今」を生きていくことを表しているのだろう。

ここからは個人的な考察。

正面にいたアスカ達を観ているはずのシンジ(目隠しされたとはいえ間はあった)。
でもシンジは、反応しなかった。

シンジにとってレイ、アスカ、カヲルは風景=過去なのかもしれない。彼らは動いていなかったし。そしてリリスとアダムの魂を持つレイとカヲルが一緒にいたということは、本当にエヴァがない世界なのだろう。

救いは、今を生きるシンジの目が、
かつてないほどの気力に満ちていたこと。

そしてアスカのエントリープラグがケンケンの自宅前に落下しており、共に暮らしていくことが示唆されていたこと。

それにしてもさみしい。
彼らが会うことはもうないのか…

にしても、マリ何者?
なおまる

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