えー簡単に言うと、ボーイスカウトの童貞３人組がストリッパーのお姉さんと手を組んで、襲いくるゾンビから愛する人を守る話。
いや、違うんですよ、奥さん。どうぞ、ブラウザを閉じないでください。これがね、マジおもしろいんすよ。ちょっとあらすじ紹介しますね。
主人公は３人。デブでのろまのオーギー。女の子にしか興味のないカーター。イケメンで優等生、性格もいいベン。３人は高校１年生。６歳からボーイスカウトのチームを組む親友同士だ。でも、思春期のカーターはダサいボーイスカウトをさっさとやめて、女の子とよろしくしたい。ベンはオーギーに気を使いつつも、やっぱりボーイスカウトをやめたいと思ってる。その理由はカーターの姉、ケンドールの気を引きたいからだ。ふたりはオーギーにそのことを伝えようと、最後のキャンプに参加する。が、なんだかんだで町にはゾンビがあふれていた。町のパーティ会場にはケンドールがいる。3人は、ひょんなことから合流したストリッパーのデニースとともに、愛する人を助けるためゾンビの群れに立ち向かう。
ほら、奥さん、どうです？おもしろそうでしょう？青春コメディとゾンビ、甘酸っぱいあの日を思い出しませんか？あ、ちょちょちょ！待って待って！
じゃあ、わかりました。もう少し詳しくお伝えします。私の推しシーンを紹介しましょう。
◯３人の関係
もうテンプレのようなキャラ設定の3人。安心するぅ。
カーターとベンはボーイスカウトをやめようと決意しているが、キャンプがはじまったらもう楽しくて仕方ない。はしゃぐ3人の様子は、仲良しっぶりが余すところなく伝わってくる。なんだ、ふたりともボーイスカウトやめたくないんじゃん。
◯ストリップ小屋での戦い
ここでデニースと出会うんだけど、そんなことはけっこうどうでもよくて(ｵｲ
見どころは、カーターのエロ魂。パーティー会場へ向かうベンとカーターは、ストリップ小屋前の駐車場で着替えようと車を停める。ふと見ると、小屋の入り口にイカツい見張りの姿がない。「おい！忍び込もうぜ！」とテンションMAXのカーター。おいおいお前、パーティーはどうした。おっぱいのほうが大切なのかい？ → 大切でした。
ああ、微笑ましいなぁ。
ちなみに、この小屋のシーンがゾンビとのファーストバトルなのだが、馬乗りゾンビの額に割れた瓶を突き刺して、瓶の口からどぼどぼ血が出てきてカーター血まみれ、なんて美味しいシーンも観られる。ステキ。
◯オーギーとロジャースのバトル
お約束のオンパレード。「オーギー！うしろうしろ！」なんてドリフを見ているようだ。ゆったりした気分で楽しめる。
オーギーはいいやつなんだけど、とにかくドジで間が抜けてて、悪気はないのにそのおとぼけが味方をピンチに陥れる。かわいい。
でも、ボーイスカウトの知識は豊富で、ゾンビを上手に縛ったり威嚇しておとなしくさせたり一緒に歌って気分を盛り上げたり、あれ？けっこう有能だぞ？
ミュージカル要素も盛り込んだこの作品。みどころがいっぱいだ。
◯カーターのラッキースケベ
保安官事務所で大立ち回りを演じ、命からがら逃げる4人。ギリギリで閉めたフェンスに巨乳女性保安官（ゾンビ）がはさまり、服がちぎれてたわわがぽろり。口をあんぐり、たわわに釘付けのカーター。迫りくるゾンビの大群。たわわを見つめるカーター。牙を剥くゾンビ。たわわに襲いかかり揉みしだくカーター。わかる。わかるぞぅ。16歳童貞男子、命より大切なものがそこにあるんだよね。うむ、感動で目頭が熱くなるシーンだ。
◯そのほか
ベンとデニースのキスシーン。その後ろにぴょこぴょこ顔を出すゾンビ。ドリフwww
ゾンビにゃんこかわゆす。
ちぎれるほど引っ張られすんごい伸びるゾンビのち◯こ。気持ちはわかるがゾンビよなぜ痛がる。
ゾンビと戦うため、ホームセンターで武装する3人。バッヂの能力がいかんなく発揮される。てかそれ、手作りにしちゃレベル高すぎ。三銃士だ。
そしてゾンビであふれるパーティ会場でラストバトル。ゾンビを蹴散らす三銃士。手作り武器、ちゃんと機能してて草。
追い詰められた三銃士。手作り爆弾を取り出すオーギー。「自爆するか、食われてゾンビになるかどっちがいい！」いやそれでゾンビをふっ飛ばせばいいのでは……あ、けっこう威力すごかった。
ベンを彼女の元へ送り出すデニース。漢前やぁ〜(ﾉД`)
奥さん、どうです？興味が湧いてきたでしょう？
さあ、僕とふたりっきりでこの映画を観る気に……ってもう観てる？しかもほかの男と一緒に！くそー、僕の青春は帰ってこなかったー((((( ；∀；)/
と、とにかく、バカバカしくって楽しくて、コロナで気分が落ち込んでるあなたにオススメの映画です！
題名は元の『Scouts Guide to the Zombie Apocalypse』のほうが好き。
