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女が眠る時のamokのレビュー・感想・評価

女が眠る時(2016年製作の映画)
3.5
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ナンダカヨクワカラナイケドスゴイモノヲミタキガスル


ハタチ前後の少女(忽那汐里)と初老(ビートたけし)の二人組。
明らかに普通じゃないその組み合わせに興味を示す、小説家(西島秀俊)。
彼の好奇心は静かに異常さを露わにする。
たけしの忽那に対する異常な愛情。
その二つの異常が次第に混ざり合い、何が現実で何が幻覚なのか解らなくなる。
西島秀俊の姿を通して、精神疾患のような体験ができる映画だった。


一般受けはまずしないだろう。
終始空気が重く、明確な答えは提示されない。
登場人物も不気味。

たけしの狂気も、リリーの狂気も、
静かだけれど今にも爆発しそうな緊張感があり、落ち着かない気分にさせる。

爽やかな西島氏でさえ、異様なカップルを覗きつけまわす気持ちわるさを発揮。

不気味な人物たちが創り上げる不穏な空気の中、
ドウシテコウナッタ、アレハドウナッタ、
コレハゲンジツ? アレハマボロシ?
と、混乱が観る者の精神に襲いかかる。

人によっては、一週間くらい引きずってしまうかもしれない…


PS. むりやり一般受けしそうな点を上げてみました(・Д・)ノ

⑴ビートたけし、西島秀俊、リリー・フランキーら豪華キャスト陣
※『MOZU』『Dolls』ファンは気になる木

⑵『サヨナライツカ』『セイジ』でみせた、西島氏の素晴らしすぎる肉体美と、暴力的なベッドシーン再び
※女性陣は必見! ヨダレに注意!

⑶忽那汐里の少女から女へ変わる瞬間を覗き見しよう
※女性はメイクで変わります!
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