Takuma

ノーザン・ソウルのTakumaのレビュー・感想・評価

ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)
3.9
ノーザン・ソウルの魅力や、レコード・ディグを通して描かれる友情、青春模様が観ていて楽しいのはもちろんのこと、
「死ぬほど生きてる」
「トップテンなんて知るか。最強のアンダーグラウンドだ」などのさりげない台詞も印象深い今作。
ミュージック×ダンスのムーブメントだけあって
踊りまでガチにやってたりとか、ユースクラブ、カバーアップなどの耳慣れない単語
普通自分の体に感銘を受けた音楽を掘るのはパンクスとかミクスチャーとかメタラー界隈だろと心中ツッコミしたくなるノーザンソウル界隈のゴリゴリ感、独特なDJ文化は、日本でバンド活動してる身としては同じ音楽の事でも全く異なるカルチャーで新鮮でした。

退屈な日常にふと射した大きな光に照らされて活きる若者の喜怒哀楽が詰まっているし、その中に
トレインスポッティングに見られる破滅的青春のカタルシスもあり、音楽以外の部分も楽しめた

音楽自体は非常に素晴らしいですが、それらの背景やら具体的にノーザンソウルというジャンルがどういうモノなのかに関するデスクリプションに欠けていた気はする
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