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ノーザン・ソウルのmasaccoのレビュー・感想・評価

ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)
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エレイン・コンスタンティン監督の青春時代の実体験に基づく。
1970年代イングランド北部で生まれた音楽ムーブメント「NORTHERN SOUL 」。
ジャンルではなく、『レアな7インチシングルでクラブで激しく踊れることが重要』な『クラブDJの個人的なセンス』のこ、だという。
DJたちは、盛り上がり必至のレコードの曲名を内緒にしていて、これは「COVER UP 」と呼ばれていたらしい。
ブルース・リーのキックのようなダンスも特徴だったという。
…と、これくらいの前知識があったほうが理解しやすいかも。
主人公のジョンが、ダサい髪型とファッションから、ソウルに出会い、マットに出会い、ドラッグを覚え、レコードとDJに興味を持ち、だんだんとおしゃれに、危うい魅力を纏っていく、その変化から目が離せない。
柔らかそうな、袴のようなフレアパンツが印象的。
刹那的な、情熱的な、なんとも言えない空気感に満ちた映画だった。
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