このレビューはネタバレを含みます
何度も同じシーンを繰り返すことで、寸分の狂いもなく全く同じ日々を繰り返していることが表現されている思い切った構造の映画🎞️
それでいてその繰り返しの描写も、同じ場面でも角度を変えたり、うつす長さを変えたりすることで、少しずつ謎が解けていく仕組みになっていて面白い👏👏👏
最後青鬼みたいなおじさんが全裸でダッシュしてることころは拍子抜けして爆笑してしまったけど、この映画の本当に怖いところは、みんなが信じている【安らかな死後の世界】は存在せず、成仏の先にあるのは主人公がドアを開けた時に見た完全な【虚無】のみであるということだと思った。
しかもその事実は実際に死して、成仏の瞬間にならないとわからないという、絶望に唐突に向き合わされる恐怖🫨
「死んだら安らかな場所に行けるのだろう」という心の拠り所というか逃げ道をバッサリ断ってくる、という意味ですごく怖い映画だと思った。filmarksの評価めっちゃ低いけど個人的に結構好き🫶
