おくちん

火の鳥 ヤマト編のおくちんのレビュー・感想・評価

火の鳥 ヤマト編(1987年製作の映画)
3.2
中古レーザーディスクで鑑賞。子どもの頃にテレビのロードショーで観ていました。火の鳥は、メーテルの声の池田昌子さんの声が良いですね。このヤマト編はヤマトの王子オグナの運命にクマソの長の妹カジカが翻弄されます。惹かれ合う二人。父である王の命令とカジカとの愛に揺れるオグナ。個人の感情より王を、国を守ることをとったオグナに課せられた役割とは。火の鳥はオグナの運命を知っていて、果たせるようオグナを支えていきます。カジカもまた愛するオグナを最期の時まで支えました。人にはそれぞれ人生で果たす役割があるのでしょうか。人類のために犠牲を厭わない役割も。まだまだ世の中に執着のある私は、心根の優しいオグナにカジカと生きて結ばれる人生を歩ませてあげたかったと思ってしまいました。あの世できっと結ばれて欲しいと願いました。