ゆきよ

バーフバリ 伝説誕生のゆきよのレビュー・感想・評価

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)
4.0
メインキャラ二人(アマレンドラ・バーフバリ、シヴドゥ/マヘンドラ・バーフバリ)を一役に担わせるのややこしいじゃろがい!U-NEXTで細切れに観たからというのもあるけども!
後半(過去編)の最後、シヴドゥとカッタッパが立ち話してる場面になってやっとそれまでの戦争シーンが回想だということを思い出した。シヴドゥ、滝登りしかしてないのに戦のセンスもあるなんてさすがバーフバリ一族だな…と思ってた。全然違ってびっくりした。

前半(現代編)、シヴドゥがめっちゃチャーミングで楽しかった。女神像?を滝の下に移動させるの一休さんかよ。あと他者の身体に勝手にタトゥー入れるのやめなよ。
アヴァンティカと戦いながら化粧を施していくシーン、あれは男女が育ってきた環境の違いや思想の違いにより衝突を繰り返しながらも互いに恋仲となり、情熱的な「男」にほだされて「女」となっていくその過程を短いワンシーンで表現しているものと思われる。素晴らしい。「尖った若い女」が「恋をする大人の女」になる過程をあんなに短く表現できるんだ、と感動した(普段はそれを長く長く表現する少女漫画っちゅうものを読んでるもので…)。

後半(過去編)、予想以上になかなかの量の血が流れる。戦に持ち出される機械がいちいちでかくて「Mad Max: Fury Road」を彷彿とさせる。ちょっと戦闘シーン長かったな。
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