ゆきよ

羅生門のゆきよのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
2.0
前にU-NEXTで観ようと再生してみたものの、モノクロだから状況把握が難しいし音質の悪さと古い口語ゆえにセリフが聞き取りづらく諦めたのだけど、いつのまにやらNetflixで日本語字幕ありで配信されてたのでリベンジ。最後まで観れたぞヤッター。

しかし長い。表現がいちいちねちっこい。それでも『隠し砦の三悪人』は面白かったのだけどなぁ。

多襄丸、夫の前で妻をなんちゅうことすんねん。多襄丸だけがハッキリシャキシャキ喋ってくれるのでありがたかった、彼のセリフの半分くらいは奇声だけど。

結局だれもが嘘をついているっぽいがどこがどうとはわからなかった、というか、すべて多襄丸が変な気を起こしたせいなので…。→後述: Wikipedia読んでわかりました、なんか杣売りがいちばんしょーもない感じがする不思議。公開当時のポスター、コミカルな感じで良いな〜ポスター見たあとに本編を観てたらもっと気楽に楽しめたかも。

本作自体よりも、芥川龍之介の『羅生門』の元とされている『今昔物語集』が全31巻で、ただし8巻・18巻・21巻が欠けている(2024年時点で未発見)という事実にときめいてしまった。ぜひ発見されてほしい。鈴鹿家たのむぜ。
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