「バーフバリ！」
なんだろうこの不思議で癖になる魅力は。
インド映画のイメージと言えば、突然歌って踊り出すというものでしたが、それは割と控えめですし、かなり楽しんで雰囲気に入れました。
まず思うのは、シーン一つ一つの味が濃い(笑)
些細なことでも流れる壮大な音楽にスローモーション。水に濡れるシーン、濡れた髪をかき上げるだけでもスローで格好いい見せ場に…！ひとたび戦いになれば、人が宙を飛び交うのは当たり前の派手さ。
とにかく迫力がすごいです。色々考える前にその濃さが麻薬のように効いてきて、いつの間にかその世界観に飲み込まれました。
その流れで、何故か知らないけど登場人物が「バーフバリ！」と叫ぶことも何となく「バーフバリってすごいんだな。」と妙に納得させられていました。
途中から長い過去編が始まります。なんと映画のクライマックスはその過去編だという意外性。その過去編にてバーフバリの勇姿が我々の目に焼き付けられます。そして現在に戻った瞬間、観客は皆「バーフバリ！」と叫ぶことになります。ここでの、すべてに納得した上での心からの叫びは快感でした。
すごい。不思議です。
うまく言葉にはできませんが、すでにもう一度見たくなっている。すっかりとこの映画の魅力に取り憑かれてしまったようです。
そしてなんと、この物語は二部作とのこと。
今作では過去編のクライマックスしか見せられません。バーフバリの子で主人公、シヴドゥの活躍はまだまだこれからなのです。
ラストは完璧な終わり方でした。
次作を見るのがものすごく楽しみです。
