パリのポンヌフ橋を舞台に天涯孤独の大道芸人・アレックスと失明寸前の画学生・ミシェルの純愛を描いたラブストーリー。
美しい街パリのイメージを覆してしまいそうになるほど醜く汚らしい路上生活を送る2人の過激な恋愛。
家も仕事もお金もなく明日を生きれるのかすらわからない最悪の環境下だからこそ2人の本物の愛を感じとることができた。
悲惨な路上生活と対比するように美しい色彩美で溢れたシーンがより印象的で、ワンカット毎に衝撃と感動を与えてくれる。
特にボロボロのポンヌフ橋で踊る2人のバックに花火が打ち上げられるシーンは圧巻で、観終わってから何度も巻き戻して見返した。
製作期間3年と製作費32億円をかけて作った監督の熱量が素晴らしい。