千利休

ポンヌフの恋人の千利休のレビュー・感想・評価

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)
4.3
〈まどろめ、パリ〉
ヌーヴェルヴァーグ以降の新たな波として脚光を浴びたレオス・カラックス監督の代表作。アート感覚というとフランス映画には必須のものであるが、彼のそれは頭一つ抜けている。そして魅力的な内容も然る事乍ら、ヒロインの撮り方が絶妙。まぁそれは自らの恋人を撮るからなのだが、それがまぁ美しい。適度なアナーキー感覚もロマンに昇華されており、なかなか心地よいものであった。
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