今から200年程前、東北地方のある村に隕石が落下した。 落下直後に大きな被害は出なかったが、しばらくすると近隣に住む村人に遺伝子的変化が起こり、数人に“ある能力”が発症した。 この能力は「呪われた力」と恐れられ、発症者のある者は殺されある者はその能力を苦に自ら命を絶ち、ある者は人知れず村を去った… しかしこの能力の発症はこれだけに留まらず、隕石落下当時には発症しなかった人でも数世代経た子孫が突然発症する事があった。 平凡なサラリーマン佐野博之(26)は、ある日突然その能力が発症する。そしてそんな佐野の前に“同じ能力を持つ者”と自称する男が現れる…