地球外生命体

死の谷間の地球外生命体のレビュー・感想・評価

死の谷間(2015年製作の映画)
3.1
核汚染の末に生き残った1人の女性と2人の男性の、欲望が交錯する奇妙な共同生活の行方を描く心理ミステリー。

原作は、1976年にエドガー・アラン・ポー賞を受賞したアメリカの児童文学者ロバート・C・オブライエンの『死の影の谷間(原題:Z for Zachariah)』。登場人物が2人だけだったミステリーの傑作を、イギリス人脚本家ニサール・モディが大胆に脚色。製作に、俳優トビー・マグワイアが参加している。

核に汚染され、地球がすっかり壊滅状態に陥る中、核汚染を奇跡的に免れた小さな谷で、ただひとり生き残った若い女性のアンが、孤独と闘いながら暮らしていた。そんなある日、彼女の前に思いがけず、黒人の科学者ジョンが出現。汚染された滝壺で水浴びをし、体調を崩した彼をアンは介抱し、やがて2人の共同生活が始まる。さらにもうひとり、若い白人男性の生存者ケイレブが現われたことから、彼らの間の心の距離にも変化が生じ…。
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