Canape

プラネタリウムのCanapeのレビュー・感想・評価

プラネタリウム(2016年製作の映画)
3.5
心霊術師の姉妹の野心と純心が絡み合う物語。ちょっと難しめ。ナタリー・ポートマン×リリー=ローズ・デップ。何物にも代えがたい2人の関係が、彼女達の才能に惚れた映画プロデューサーの出現で少しずつ変わる。幸せな日々が雪のように手のひらに滲んで儚く消えてゆく。目には見えないけれど確実に存在する無数の星。全てを映し出すプラネタリウム。本当に見えていたのは何?本当に見たかったものは何?願望が満たされた時に得たものは本当に欲しかったものなのか。タイトルに込められた意味が最後にぼんやり心にめぐる。降霊とプラネタリウム。遠いところにあるようで実は近いものなのかもしれない。美しい衣装に身を包んだ2人、夢のように美しい雪やお風呂のシーンも必見。
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