マサト

イーグル・ジャンプのマサトのネタバレレビュー・内容・結末

イーグル・ジャンプ(2016年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

冬季オリンピックの実話に基づくストーリー。
イギリス出身のエディは、幼少期に怪我をして一年間不自由な生活を過ごす事となった。その間は読書をして大人しく過ごす事にした。その読書で初めて読んだのがオリンピックに関するもので、エディはその本を読んで心を強く打たれた。
自分もオリンピックで活躍して、感動を与えられるようになりたいと思った。
スキー団体で選手になろうとするが、実力は認められず、選手に選ばれることはなかった。
夢を諦めようとしたエディだが、TVで見たスキージャンプに強く興味を持ち、スキージャンプの選手としてオリンピックに出る事を目指す。イギリス代表ではしばらくスキージャンプの出場はなく、50年近くも出場がなかった。
練習を始めるためにも、ドイツのスキー場に向かった。15mコースは楽々クリアしたものの、40mコースとなると素人には難しく、何度も転倒してアザだらけになってしまう。その後、元オリンピック選手だったコーチにお願いして、なんとかコーチになってもらえる事になった。コーチの教えもあり、40mコースも飛べるようになった。
その次の70mコースは、本格的な練習が必要で、素人が飛ぼうとすると大怪我するし命の危険すらある。40mをクリアしたエディは、70mだって行けるはずだと行けるはずだと挑戦するが、失敗して大怪我を負ってしまう。
コーチは、エディがジャンプ台に上って時点でリタイアすると思って止めなかったが、実際は挑戦した。その心意気に感心したコーチは、全力でエディをサポートする事を心に決める。
その後は猛練習のうえで、70mコースも飛べるようになり、イギリスの記録も更新した。ただ、その記録は31mと、オリンピックに出れるような水準ではなかったので、イギリスのオリンピック審査委員会から、最低でも61m必要と言われる。
ただ、その逆境も押しのけ、大会でギリギリ61mを記録し、見事オリンピック出場を果たす。
スキージャンプでは上位はK点越え基準の100mを越えてくるので、61mではビリになってしまう。
それでも、オリンピック本番で60.5mで見事着地を決めて喜びを爆発させる。
その喜びように観客も盛り上がり、エディはイーグル・エディというニックネームで一躍人気者になる。
ただ、70mコースで60.5mを飛んだだけでは恥さらしだと言う人もいて、エディの人気には賛否両論分かれた。
そこで、70mコースを飛んだだけの自分をエディは恥じ、90mコースも挑戦する事を決意した。
オリンピック本番で、一度も飛んだ事のない90mコースに挑戦する。とんでもない勇気だ。
エディは、90mコースを無事に飛び、体勢を崩しながらもなんとか着地を決めて70m越えの記録を果たした。
その挑戦成功に会場は沸き、エディはヒーローになった。←ストーリー展開

自分の夢を諦めずに一生懸命に努力をしてオリンピック出場を果たしたエディはスゴイ。
強い勇気をもらえたし、90mコースに挑戦して成功したシーンはかなり感動して涙なしでは観れなかった。
人の強い意志というのは、色々な事を可能にするし、無限の可能性が
あるなと思った。
北京オリンピックの後で見たので、特に感じるものが大きく、感動出来た作品だった。
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