ハンポコナヨツナ

イーグル・ジャンプのハンポコナヨツナのレビュー・感想・評価

イーグル・ジャンプ(2016年製作の映画)
4.5
イギリス初のスキージャンプのオリンピック選手、エディ・エドワードの半生を描いた作品。

こちらは日本では劇場公開されなかった作品だそうですが、めっちゃ良い映画でした。
今回はスコアは4.5点ですが、5点つけてもいいくらい良かったです(5点というスコアは何度も何度も観返した映画にしかつけないもので…)

物語序盤はエディの子供時代から始まるんですが、開始してものの数分でエディがどのような性格の人物なのか、お父さんお母さんがどのようにエディを見守ってくれているかが分かります(このお父さんとお母さんのキャラクターがとてもいいんだなコレが)
大きくなってもオリンピックに出るという夢を諦めず、挫けても挫けても次の手を考えて一生懸命に頑張る姿が周りの人々の心を掴んでいく過程がとてもよく描かれていると思います。
共演したヒュー・ジャックマンも素晴らしい演技で、エディを支えるコーチ役を好演。
大御所のクリストファー・ウォーケンも最後の最後にその圧倒的な存在感で味のある演技を見せてくれました。

また、この映画はなにかしらのBGMがほぼ入りっぱなしなんですが、これが大変素晴らしく、劇中の時代設定である70〜80年代にピッタリで作品を盛り上げるのに一役買っておりました。
自分はどちらかと言うとBGMはここぞというタイミングで入れて欲しい派なんですが、この映画に関しては秀逸と言わざるおえない程よく合っていましたね。
クライマックスシーンでヴァン・ヘイレンの名曲「JUMP」が流れるんですが、これまたドンピシャのタイミングで入ってきて、あの旋律と映像を見て恥ずかしながら胸熱・号泣状態になってしまいました。

兎にも角にも、この時代やスキージャンプに興味のない方にもオススメできる素晴らしい映画です。
未見の方は是非観ましょう!