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マンホールのizuのレビュー・感想・評価

マンホール(2013年製作の映画)
4.9
お手軽ウンゲロ汚物腐敗下水ムービー

街で水質汚染が発生。配管工のジャックは原因を突き止めてなんとかしてほしいと言われ下水道へと調査へ出向くが、誤って悪臭漂う下水溝に転落してしまい...。

再鑑賞。
英国盤、国内盤所持。やっぱり大好き。

画面から異臭が漂って来そうな特級汚物ムービー。
80分とサクッと観れるうえの超大量の汚物、ゲロ、ゴア、スプラッター、ブツブツ、クリーチャー、へっぽこなストーリーを拝める。

開始1秒で下痢糞の音が聞こえ、謎の女性がうんぽこまみれの汚い狭い部屋でゲロりながら下痢る所から映画は始まり、配管のOPも最高。というかこのOPだけでもう汚物好きからしたらお釣りが来るくらい。
※ちなみにこの最初の女性の正体などは一切不明。笑

そこからジャックは偉い感じの人に依頼され下水道に行くんだけど、ストーリーがへっぽこじゃなければ確実に汚物傑作になっていたと思える面白さ。

下水溝に落ちてからはソリッドシチュエーションとしての面白さもあるし、下水溝の中だからずっと汚いので最高。
ジャックの脱出への努力や下水溝だからのハプニングなど、この手のB級映画にしてはめちゃくちゃ工夫されてて飽きない。

脱出を計るも、次第に汚臭と劣悪な環境に心も体も蝕まれていくジャックの心境も上手く映せていて、途中途中に入るジャックの見る幻覚が作中のさらなるスパイスになっている。
幻覚で妻の腹から出た赤ちゃんがめちゃくちゃ気持ち悪いクリーチャーになってる所大好き。

汚物を継続しながら、後半はボディホラー要素も強まってくる。正確に今何時間・何日経過したとかは全然分からないんだけど少なくとも2~3日以上は経過してると思われる描写があり、生きる為にドブネズミを捕まえて食べる所好き。

中盤あたりからは謎の殺人鬼兄弟が出てきて、展開に大きく関わってくるんだけど....これ、最後まで結局なんだったのか、彼らがなんなのかも一切わからないんですよね。本当にストーリーがへっぽこすぎてこれのせいで100人中98人が「めちゃくちゃ汚かったけど、なんだこれ笑」みたいな感想しか残らないようになってる。本当に悲しいけどこれらのへっぽこ要素全て含めて好きと言える。

画面に思いっきりゲボがぶっかけられる描写も最高だし、腐乱死体とおはなしするシーンも全部最高。なにもかも好き。
リアルに考えて、こんな最悪な場所に閉じ込められて出られないっていうのも普通のめちゃくちゃ怖いし最悪だしそういうのも何もかも含めて好きなんですよねぇ。
緊張感の解けない素晴らしいBGMも大好き。
本編の雰囲気とはまた違ったエンディングの「Septic man~♪」って曲も含めてサントラが欲しい。
というかそもそも海外盤でもBluray化されてないので今の所サブスクでの鑑賞が一番画質良いのが悔やまれる。

でもこれ、1万人に1人の感想だと思うのでこのレビューで「めちゃくちゃ褒めてる!!超面白そうじゃん!!!」ってなっても実際観たら「????????」ってなる事間違いなしだと思います。
この映画に真面目に★5つけれるorつけても良い人と出逢いたい....。

初視聴 2022年5月24日
再視聴 2022年7月11日
再視聴 2023年9月3日
izu

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