このレビューはネタバレを含みます
この映画の感想はネタバレ無しに書けないです。笑
ゆっくりカメラが引く。風が吹いてカーテンや木々が揺れる。サーキュレーターかなんかのブゥゥンっていう鈍い音とか建物の位置、配置、俯瞰のカメラ...
黒沢清さんの映画ってそんな特徴的な点がいくつもあると思うんだけど、今作でもノリノリで恐怖を与えてくる。
やばいな、こわいな、何かがおかしいな...
見てる私たちに心理的な恐怖を与えて、
さらに明らかにコイツ臭うわっていう隣人の西野こと香川照之さん、ノリノリです。笑
そしてまあホラー映画お好きな方はもうこれ、笑っちゃったと思うんだけど
ある映画そのもので、それを和製にしちゃったらこうなるの!やっべー!って、もうときめいちゃったんじゃないかな。笑
そんなわたしもその1人で、黒沢清さんがその映画を好きなのも知ってるけど
”物理的な怖さ”はオバケとかより本当に本当にこわい。
しかしまあ、CUREと比較するとノリノリ香川さんとやりたい放題黒沢さんで、エンタメに仕上がってるのがすごいよね。
そうやって、笑いとか楽しみも感じつつ
同じだけ恐怖も植え付けられたもんだから何度か深呼吸しないと落ち着かなかった。いやー、やられました。